2015年04月27日
中古住宅の販売は今後変わるか?

今日の日経新聞に上記のような記事がトップで出ていました。
業界的には、中古住宅の販売は、築20年程度過ぎれば、価値がゼロという
方程式みたいなものがありますが、リフォーム技術が進んでいることや、住んでいる
人によって、その価値は、様々であり、同じ築20年でも、査定価格に違いがでます。
やはり、大切に使っていた方の物件は、価値をつけて売却すべきですし、それを
しっかりと証明・診断できるならば、それに基づいて価値が高まれば、なお良いです。
この新聞記事のような制度が出来れば、売る人も買う人もそして、私たちの不動産
会社も安心して取引が出来るようになります。
但し、診断をされた結果、建物の傾きや水漏れ白蟻発見となれば当然、売主は
しっかりと修繕してから売ることにするか、あきらめて解体渡しするかの選択となります。
買い手からすると、指標の一つともなるでしょう。
私の会社でも、すでにこのような制度を利用して、売主となった中古住宅について
制度の考えと同じく、安心して買って頂けることを考えて、実施してみた物件があります。
実は、不合格をもらいました。なんと台所の床下で水漏れが発見されました。でも、
当然、弊社の商品ですから、しっかりと修繕して、再度の調査・診断を経て、しっかりと
した物件として、売却できることになったのです。
実際にやってみて、とても良い制度と実感しました。もし、水漏れが発見されず引渡して
いて、それが原因で、シロアリ被害の原因や、木部の腐食になったら、お互いに嫌な
思いをしますね。 病気と一緒で、早期発見早期治療ですね。
このような経験から、私としては、中古住宅の売買の際には、中古住宅の診断を売主
に進めることと、事前に修繕すべき箇所を確認して、リフォーム会社とも提携して、
購入者さんにわかり易く、安心して取引できるようにしております。また、そのような販売
方法が標準化されることとなることで業界発展や、一番は被害者をうまない販売方法として
望みたいと思います。
また、購入者さん自身も 高価なものを買うのですから、しっかりと勉強もしつつ、そして
取引する不動産会社も選ぶべきとも思います。
活用塾メンバー 宅建取引士 市川 浩一朗
投稿者(いっちゃん!) at 20:21│コメント(0)