2016年01月13日
江戸庶民の粋に学ぶ
今日は、先人にまなぶについてのご紹介です
江戸時代中期以降の言葉で
「三ない」というものがあるそうです。
物を持たない
出世しない
悩まない
物をもたない
つまり、物を持てない環境でした。
長屋は火事の類焼に遭うことが多いので
いつ焼けて無くなってもいいように
その心準備でした。
しかも、「火事と喧嘩は江戸の華」と
粋がって、常に住人同士は声をかけ
会っていました。
出世しない
なまじ偉くなっても気苦労が多くて
かなわない、ずっと上下関係なく
いきたいといった意味なのでしょう。
階級の厳しい武家社会への皮肉
でもあったようです。
悩まない
悩まないは「三ない」のハイライト。
ストレス網に包囲され、悩める人が
急増する現代に教科書的な快方
への道しるべとなるでしょう。
「寝ちまえ、寝ちまえ、寝て起きりゃあ
別の日だ」
これが、江戸っ子の信条でした。
現代の暮らしに活かすこと
のできる先人の知恵と言
えるかも知れません。
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投稿者(トミタホーム) at 11:55│コメント(0)