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2016年02月22日

履歴書がいらない?翻訳の世界をちょっと覗いてみる

こんにちは、関根です。先日は定例会ではみなさまお疲れさまでした。その後の食事会も楽しかったですね。またぜひ参加させていただきたいです!

さて、実は最近翻訳の仕事で、長期案件を受注することができました!
そんなわけで今回は、フリーの翻訳者がどのように仕事を得るのか書いてみることにします。

フリーの翻訳者は、たいてい複数の「翻訳エージェント」と呼ばれる会社と契約しています。クライアントは翻訳エージェントに翻訳を依頼し、エージェントはそのプロジェクトにあった翻訳者を登録者のプールの中から選び、仕事を割り振ります。

では翻訳者はどうやってエージェントとの契約にこぎつけるのかというと、普通はエージェントが契約希望の翻訳者に「トライアル」と呼ばれる翻訳試験を課すんですね(形式はエージェントによって様々です)。そしてその翻訳者がトライアルに合格すると、晴れてそのエージェントの翻訳者のプールに入ることができるわけです。そのトライアルの評価も仕事の割り振りに影響することが多いです。

この業界のいいところは、誰にでもチャンスが与えられているところだと思います。通常は企業が人を採用しようとするときには、雇用しようとする側は履歴書などで応募者の学歴や職歴を見て、応募者が仕事が「できそうかどうか」を判断し、採用不採用を決めるという流れだと思います。
しかし翻訳者は、(もちろん雇用と業務委託は違うというのもありますが)実際にトライアルを通して実際に実力をみてもらった上で、仕事をもらえるかどうかが決まります。学歴経歴は関係なく(履歴書の提出すらないこともあります)、実力をみてもらえる、そんな業界です。
ですから、自分が仕事を得られなかったとしても諦めがつきます。自分がもっと実力をつければいいだけの話ですから。誰かに嫌われたから仕事で干されたとか、そういうことも基本的にはありません。完全実力主義と思われがちなプロスポーツ選手ですら、監督やGMに嫌われたから試合に出れないなんてこともある中で、この業界はかなりすっきりしたところだなーと思います。

私はというと、いまのところ Elite Asia というシンガポールに拠点を置くエージェント1社と契約しています。これからもっと増やしていこうと思っています。
フィリピンから帰ってきたときは英語の資格や業務経験がないということで仕事が決まらなかったことを考えると、トライアルで実力をみてもらったうえで徐々にですが仕事を振ってもらえているいまの状況はとても嬉しく思います。

長くなりましたが、違う世界をちょっと覗いていただければと思って書きました。
これからもよろしくお願いします!

関根




投稿者(関根佑) at 21:33│コメント(1)
この記事へのコメント

なるほど!
確かに遣り甲斐はありますね。
しかし、同時にシビアな世界だと感じました。
関根さんはまだ若いので、ドンドンチャレンジしてみて下さいね^0^
投稿者(FPハマちゃんFPハマちゃん)) at 2016年02月22日 22:39

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