企業(個人)の優秀な能力・技術を一部に留めることなく、お互いに有効活用することで其々の活躍できる場を広め、他の人の持っている能力(力)を自分の能力(力)として「活用」できる能力(力)を身につけるための研鑽の場とする、異業種勉強会の活動ブログです。

2016年06月22日

歌と笑いの伝道師

交流委員会の塚本です。

私は高齢者施設で笑いヨガ、音楽レクレーションを提供する仕事をしています。
5年間、高齢者施設で働きレクレーションを担当しました。
その経験をいかして各施設を利用する高齢者に元気になってもらいたい!
笑顔になってもらいたい!そんな思いで仕事をしています。

歌と笑いの伝道師

笑いヨガとは簡単に言えば
「面白いことないけど、理由もないけど笑っちゃおう!」
ということです。
そうやってみんなで笑ってると何だか楽しくなってきて本当に笑っちゃうよ!ということです。

笑いヨガとの出会いはある研修会に参加したとき隣に座った初老の男性との出会いがきっかけ
でした。彼はタブレット端末を使い、アジアの国々を旅行した際に撮影した写真を見せてくれまし
た。彼は70歳を越えていました。私の父親よりも年上の男性がこんなにもアグレッシブに生きて
いることに驚きました。さらに驚いたことに59歳で末期がんを患い余命宣告を受けていたにも関
わらずそれを克服し完治させたと言うのです。「笑いが病を治す」ことを若いころに勉強していた
彼は闘病中、様々な治療と並行して毎日30分笑うことを自分に課したそうです。今では健康を
取り戻しキリマンジャロ登山をこなすほど元気になったそうです。
彼は今、自分の経験をもとに笑いの大切さを日本、そして世界の仲間に伝えています。
彼との出会いから私は家族と30分の笑いヨガを始めました。初めは全く乗り気ではなかった父も
今は一緒に行っています。

私は介護の仕事に就くまでは歌手を目指して音楽活動をしていました。20代の頃はバンドを結成し
メジャーデビューという大きな目標を立て練習、ライブを重ねる日々でした。あるプロのミュージシャン
にお会いしたときに掛けてくださった言葉があります。「『人が求めているものを与えて喜んでもらう』
表現する側にその意識があるとないとでは大きく結果に反映します。」と・・・。
残念ながら夢を叶えることはできず、すべての音楽活動を辞めました。その後、地元である牧之原市
にもどり高齢者施設で働き始めました。あるとき仕事仲間から「敬老の日のお祝いにお年寄りに向け
た歌を作ってくれないか」と頼まれました。介護を通して感じたことやお年寄りへの気持ちを歌に込め
ました。その歌を披露したところ大変喜ばれ、涙を流される方もいらっしゃいました。その後、施設長
の協力のもとCD化され、施設をご利用しているお年寄りとご家族、施設関係者に無料配布されました。
そんな経験から施設で歌を歌う機会が増えました。お年寄りからのリクエストを受け唱歌や演歌や
歌謡曲を覚え、ギター伴奏でみんなで合唱することが毎日の日課となりました。歌の思い出を嬉しそう
に語ってくれる方、歌を聴いて涙を流す方。一番の驚きは認知症で日常会話が困難になった方が
「北国の春」を歌詞も見ないで歌っている光景を見たときでした。音楽には不思議な力があるんだなぁ
と実感しました。

笑いと音楽の魅力を伝えていくとともに、それ以外にも相手が本当に求めているものはどんなことなの
かを尋ねて新しいことに挑戦していきます。



投稿者(塚本英夫) at 01:27│コメント(2)
この記事へのコメント

塚本さん 笑いは体を活性化する力があるんですね。
人体の不思議を感じます。
歌にもパワーがありますね。落ち込んでいるときに元気をもらったり前向きになれたりします。
素晴らしいです!!歌と笑いの伝道師!!
投稿者(SRコナガヤSRコナガヤ)) at 2016年06月22日 10:52

小長谷さん、ありがとうございます(^^)
小長谷さんのユーモアのセンスには脱帽です!
\(^^)/
投稿者(塚本英夫) at 2016年06月23日 01:25

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