企業(個人)の優秀な能力・技術を一部に留めることなく、お互いに有効活用することで其々の活躍できる場を広め、他の人の持っている能力(力)を自分の能力(力)として「活用」できる能力(力)を身につけるための研鑽の場とする、異業種勉強会の活動ブログです。

2013年10月21日

バイスティックの7原則

メンバーの田代です。
今日は少し真面目な話…icon53
社会福祉の世界では、高齢者・障がい者、生活困窮者などの方に対し援助することを「ケースワーク」といい、携わる人のことを「ソーシャルワーカー」といいます。日本では病院や福祉事務所にいることが多いですね。簡単に言えば、行政と医療の橋渡し的な仕事をし、クライエント(対象者)と三方良しを目指す仕事をしています。

クライエントと援助者が援助関係を築くための原則があります。この原則はとても有名で「バイスティックの7原則」といいます。福祉の世界だけでなく、お客様をもつすべての業界に共通のことだと思うので、皆さんに紹介します。とても明快に整理されているので、私はこれを初めて聞いたときはスッキリ!face02しました。

1 個別化の原則:それぞれのクライエントに応じた援助を行うという原則
2 意図的な感情表現の原則:クライエントが自ら感情を率直に表現することができるよう、意図的に働きかけるという原則
 統制された感情関与の原則:援助者が自ら感情を自覚して適切にコントロールし、クライエントにかかわるという原則
4  受容の原則:クライエントの言動や態度をありのままに受け入れるという原則
5 非審判的態度の原則:クライエントの価値観や考え方を尊重し、クライエントを非難したり裁いたりしないという原則
6 自己決定の原則:クライエントが自ら判断をもとに決定するという原則
7 秘密保持の原則:り得た事柄を保持するという原則

よく「相手の立場に立つ」とよく聞きますが、意味は分かりますが、抽象的な表現ですね。この原則を知ってすごく合点がゆきました。みなさんの参考になれば幸い187です。






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投稿者(おひつじ座) at 23:14│コメント(3) │カテゴリメンバー日記
この記事へのコメント

この7原則って、多様性や個の存在意義に重きを置いた考え方ですよね。
相手の立場に立つ。個というものは「自分ありき」で考えがちでなかなか難しいものですが、大切なことだと思います。
全体の大きな流れと個の調和…社会福祉以外の世界でも、重要視すべきことかも知れませんね。

ナカガワ
投稿者(遠州工機@中川遠州工機@中川) at 2013年10月22日 08:31

中川さん、お目が高いです!
福祉の相談では内容やその程度は十人十色なので、まずは目の前のクライエントと信頼関係をいかに築けるかが大切になります。1回で終結はまずありえないです。よく言われるのが、初回面談での診たて(どのような支援をしてゆくか)が大事と言われます。すべての業界で通じることではないでしょうか。
投稿者(おひつじ座おひつじ座) at 2013年10月23日 22:29

田代さん、投稿ありがとうございます。
私も、キャリアカウンセラーとしてこの考え方には、共感をしますよ。
傾聴しながら相手が何を望んでいるのかを明確にしてあげることが大事ですが、その前に信頼関係(ラポール)が築けていないと、その先には進めないんですよね。
投稿者(FPハマちゃんFPハマちゃん)) at 2013年10月25日 09:07

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