2014年01月22日
ニットと編み物の違い

1/28に活用塾で10分間のプレゼンをさせていただくマダムトリコの杉山です。
以前から考えておりました、ニットと編み物について、自分なりに考えている事を発表させていただきます。
最初に辞書では何と書いてあるか調べてみました。
ニットについて
広辞苑で・・・・・・・・・・・編み物。また、編み物のように織った織物【ーウェア】
新明解国語辞典で・・・編み物「ースーツ」
編み物について
広辞苑で・・・・・・・・・・・リリヤン(糸)などを用いる。毛糸やその他の糸で衣服・シャツ・靴下・手袋などを編んで作ることまたその物。手編みと機械編みがあり、毛糸・レース糸・絹糸・刺繍糸・
新明解国語辞典で・・・毛糸・糸などを編むこと。編んだ物
このように辞書では、それほどの違いは見つけられません。それもそのはず、日本語と英語の違いですからね。
しかし、私にはニュアンスが違って聞こえます。 あくまでも私個人の考え方ですが。
今日は、その考え方を述べてみたいと思います。
さて、最初に、私がニットと称しております洋服とは、
人間の身体を立体的に考えて、
☆首はボディのどこからでているか?
☆腕はどこからでているか?
☆肩のラインは、前後どのように違うか?
☆「腕は主に前側での行動が多い。
☆女性の場合ですと、バストポイント等々
このようなポイントポイントがどこにあるかを押さえ、立体的に人間の動きを考えて製作された洋服。
(実際のプレゼンでは、図を用いて説明させていただきます。プレゼン後、ここに図や写真を追加いたします。)
写真を入れましたら、その先が切れてしまいましたので写真を削除いたしました。
最近の男性、女性はいくつになっても、お若くて、おしゃれを楽しみたいと思っております。
体型的には背が曲がってきたり、おなかが出てきたりして、それをうまく体型カバーできる洋服を探していたりします。
このような変化した体型を補う洋服作りは、立体的にボデイのポイントポイントを把握していなければ、難しい作業だと思います。
このように、その人その人の体型のポイントを押さえて、着た時にきれいにフィットし、落ちつき、着た人を美しく、おしゃれに見える、魅せる洋服。
若い方の洋服はもちろんの事、年齢を重ねた方でも後ろ姿に年齢を感じさせない洋服作りそれが、
マダムトリコの考えるニットです。
私が考える編み物のコンセプト
洋服製作にあたって、前見頃 後見頃 袖 を作り、それらをつなげて、首が出る所があり腕が通れば、それは着られますし、それはそれで立派なセーターだと思います。温かい糸で作れば温かいし、寒い冬でも快適に過ごせますね。
しかし、そのように、立体の体型を無視して(わからずしてと言った方が正しいかもしれません)編み物は伸びるので大した製図もいらないんだよと言う考えの下で製作された洋服全般を私は、編み物と呼ばせていただいております。
当店で製作している主な洋服は「ニット」です。マダムトリコの名前で販売しております。
編み物は あみものばあば の名前で販売おります。
追伸、
☆立体体型を無視してデザイン的に変化させた編み物もあります。
基本の体型を把握した上で、デザインに変化させる物もあります。
☆ここで記しております「洋服」とは、糸を用いて手や機械で編んでいる服のことを指しております。