2014年09月20日
カロムの話
【みんなともだちカロムプロジェクト】HP http://www.songbookcafe.com/mintomo/
みなさん みんなともだちカロムプロジェクトへご協力ください!
東日本大震災で被害を受けたいわき市に、絵本作家中川ひろたかさんがカロムを作らないか、
と声をかけました。
仕事を失いもとの生活が送れない中、障がい者施設をはじめ中小企業が分業でカロムの製作をはじめました。
カロムは大人と子どもが一緒に遊べる多世代コニュニケーションゲーム。
初めての人とでも楽しく遊べるカロム。被災地では、カロムは人と人を結びつけ、心と心を通わせるゲームです。
【みんなともだちカロム】で遊ぶこと、購入することは復興支援につながっています。
カロムとは・・・
ビリヤードに類似した盤上ゲームで、2人ずつペアになり
四角い盤の上に並んだ偏平な円筒形の玉(パック)を特定のエリアから
パックと同形の自身の玉(ストライカー)を手の指で弾き、
自身のストライカーに記されているのと同色のパックに当て、
四隅のコーナーにある穴(ポケット)にパックを全部入れ、
最後にジャックを入れるのを競うゲーム。
カロムって知っていますか?
彦根では昔から、といっても明治になってからですが「カロム」または、
「カルム」とよんで子供たちのあいだで、盛んに遊ばれてきたゲームなのです。
ではそのルーツを調べてみましょう。
何とその原形はエジプト、エチオピア地方でつくられ、インドではインディアンスヌーカー、
ビルマではブルーミスカロムと呼ばれてきました。
そして、イギリスに伝わって「カロム」(CAROM)となり、ビリヤードの発展とも深い関りをもっています。
日本には明治時代に宣教師が子供の遊びとして持ち込んだのがはじめだといわれています。
彦根にもその頃入ってきましたが、他の地域でどんどんカロムが忘れられていく中で、
彦根の地蔵盆には子供たちが遊び続けています。
カロムって歴史があって、世界的なゲームだったんです。
それが日本ではこの彦根にしか残っていないなんて惜しいと思いませんか。
もっとたくさんの子供たちがこのゲームに親しみ、カロムがもっている歴史的ロマンにふれ、
夢を世界にはばたかせてもらいたいと思います。
そして、カロムを通じて今のテレビゲームでは得ることのできない心のふれあいを得てもらいたいと思っています。
掛川でみんなともだちプロジェクトに参加している団体
このゆびと~まれ
kurabe toratora@sepia.ocn.ne.jp