2015年05月01日
オープンデータってなんですのん
活用塾メンバーの増田です。
先日テレビで「実は名古屋市の味噌の消費量は全国平均より少ない」という名古屋市の人にとっては知らなきゃよかったという番組がありました。
NHKでも、過去45年間の物価の推移を可視化した「データなび」を使って、以外な物価の動きを解説する番組がありました。(放送で使用されたデータなびはこちらから。結構面白いので一度見て下さい)
いずれも根拠は、「総務省統計局」が収集、集計、公開している統計データによるものです。
総務省統計局というと、一般には馴染みがなく、敷居が高い感じがしますが、実は/もちろん、だれでも統計局のデータや集計結果を見ることができます。
統計局のデータも従来は、集計結果のみが公開されていたのですが、今では、集計前のデータ(生データと呼ぶ)も公開されるようになりました。
これを「オープンデータ」と呼びます。詳しくはこちら(data.go.jp)を見ていただきたいのですが、簡単に言うと、従来、公共機関が独り占めしていたデータを誰でも活用できるようにして、役立てようというものです。
データの公開は、公的機関のディスクロージャー(情報開示)の側面に加え、広く民間活力を活かそうというという潮流です。
言い換えれば、従来民間が得ることができなかった、得ることが困難だったデータを簡単に、無料で得ることができ、ビジネス活動や市民生活の向上に活かすチャンスを得たということです。
欧米(主にイギリス、アメリカ)から始まったオープンデータに対する取り組みですが、日本政府が平成24年に決定した「電子行政オープンデータ戦略」に基づき、国の機関はもとより、地方自治体にようやく広がってきました。
静岡県内でも、静岡県、御殿場市、御前崎市などが積極的にデータの公開を行っています。
ただ、オープンデータの有用性に対する期待に対して、残念ながら、広く一般市民認知され、経済活動に有効に活用されているという状態には依然達していません。
そんななかでもこれは面白い取り組みだというものを幾つか紹介します。
福井県鯖江市 データシティ鯖江
積極的にオープンデータに取り組んでいる地方自治体の一つです。最近では、地方創生でも話題になった市ですが、オープンデータに対していち早く取り組み、データの公開、活用を積極的に勧めている模範です。
オープンデータ ハッカソン
地方自治体などが主催者になり、参加者を募り、データ活用を実際にその場で行うというイベントです。
静岡でも、静岡県立大学が主催したハッカソンが昨年実施され、静岡県が公開しているデータを使ったWebサイトやスマホアプリが作られました。
Linked Jazz
最もデータの活用性に優れたRDF、LODと呼ばれるデータ形式のデータを使ったWebサイトです。Jazzプレイヤーのつながりを可視化したものでJazz好きにはたまらない仕上がりとなっています。
もちろんこれ以外にもたくさんのオープンデータ利活用の例はあるのですが、是非、皆さんのビジネス活動などにデータやデータ分析を役立ててみようという視点で一度考えられてみてはいかがでしょう?
国や自治体が税金を使ってまで公開し始めたデータにはお宝が眠っているかも?
<<オープンデータ活用事例>>
・観光案内(施設案内、ナビゲーションなど)
・遺伝子解析・・・遺伝子情報(ゲノム)の共有
・税金の使われ方
・エリアマーケティング(人口分布、消費動向など)
・不動産案内、不動産資産価値分析
・震災対策 河川氾濫などのリスク分析
・天気、天候 農作物収穫予想
・犯罪など危険エリアの可視化
・etc
先日テレビで「実は名古屋市の味噌の消費量は全国平均より少ない」という名古屋市の人にとっては知らなきゃよかったという番組がありました。
NHKでも、過去45年間の物価の推移を可視化した「データなび」を使って、以外な物価の動きを解説する番組がありました。(放送で使用されたデータなびはこちらから。結構面白いので一度見て下さい)
いずれも根拠は、「総務省統計局」が収集、集計、公開している統計データによるものです。
総務省統計局というと、一般には馴染みがなく、敷居が高い感じがしますが、実は/もちろん、だれでも統計局のデータや集計結果を見ることができます。
統計局のデータも従来は、集計結果のみが公開されていたのですが、今では、集計前のデータ(生データと呼ぶ)も公開されるようになりました。
これを「オープンデータ」と呼びます。詳しくはこちら(data.go.jp)を見ていただきたいのですが、簡単に言うと、従来、公共機関が独り占めしていたデータを誰でも活用できるようにして、役立てようというものです。
データの公開は、公的機関のディスクロージャー(情報開示)の側面に加え、広く民間活力を活かそうというという潮流です。
言い換えれば、従来民間が得ることができなかった、得ることが困難だったデータを簡単に、無料で得ることができ、ビジネス活動や市民生活の向上に活かすチャンスを得たということです。
欧米(主にイギリス、アメリカ)から始まったオープンデータに対する取り組みですが、日本政府が平成24年に決定した「電子行政オープンデータ戦略」に基づき、国の機関はもとより、地方自治体にようやく広がってきました。
静岡県内でも、静岡県、御殿場市、御前崎市などが積極的にデータの公開を行っています。
ただ、オープンデータの有用性に対する期待に対して、残念ながら、広く一般市民認知され、経済活動に有効に活用されているという状態には依然達していません。
そんななかでもこれは面白い取り組みだというものを幾つか紹介します。
福井県鯖江市 データシティ鯖江
積極的にオープンデータに取り組んでいる地方自治体の一つです。最近では、地方創生でも話題になった市ですが、オープンデータに対していち早く取り組み、データの公開、活用を積極的に勧めている模範です。
オープンデータ ハッカソン
地方自治体などが主催者になり、参加者を募り、データ活用を実際にその場で行うというイベントです。
静岡でも、静岡県立大学が主催したハッカソンが昨年実施され、静岡県が公開しているデータを使ったWebサイトやスマホアプリが作られました。
Linked Jazz
最もデータの活用性に優れたRDF、LODと呼ばれるデータ形式のデータを使ったWebサイトです。Jazzプレイヤーのつながりを可視化したものでJazz好きにはたまらない仕上がりとなっています。
もちろんこれ以外にもたくさんのオープンデータ利活用の例はあるのですが、是非、皆さんのビジネス活動などにデータやデータ分析を役立ててみようという視点で一度考えられてみてはいかがでしょう?
国や自治体が税金を使ってまで公開し始めたデータにはお宝が眠っているかも?
<<オープンデータ活用事例>>
・観光案内(施設案内、ナビゲーションなど)
・遺伝子解析・・・遺伝子情報(ゲノム)の共有
・税金の使われ方
・エリアマーケティング(人口分布、消費動向など)
・不動産案内、不動産資産価値分析
・震災対策 河川氾濫などのリスク分析
・天気、天候 農作物収穫予想
・犯罪など危険エリアの可視化
・etc
この記事へのコメント
投稿ご苦労さまです。
ワタシも競馬の予想はデータ派なんでデータ分析は大好きです。
でも、ワタシの場合、自分に都合の良いデータを集めて自分自身を納得させる為につかっています…
だから、あまりデータが有効だったことはありません!
ナカガワ
ワタシも競馬の予想はデータ派なんでデータ分析は大好きです。
でも、ワタシの場合、自分に都合の良いデータを集めて自分自身を納得させる為につかっています…
だから、あまりデータが有効だったことはありません!
ナカガワ
投稿者(遠州工機@中川) at 2015年05月01日 16:27