企業(個人)の優秀な能力・技術を一部に留めることなく、お互いに有効活用することで其々の活躍できる場を広め、他の人の持っている能力(力)を自分の能力(力)として「活用」できる能力(力)を身につけるための研鑽の場とする、異業種勉強会の活動ブログです。

2011年11月25日

都農交流について


みなさん、最近すっかり寒くなって風邪気味の方がいらっしゃるんではないでしょうか?
やっと冬らしくなってきたなという感じですが、どうぞ体調管理には充分注意して元気に頑張っていきましょう。

さて本日は11月24日にグランシップで行われた『美しい邑づくりパートナーシップ全国交流会』に参加してきました。
参加というほどではなく実際はオブザーバーなんですが、要は全国の都農交流の取組の発表を見て異業種交流や6次化産業について勉強しようというものです。

都農交流について

http://www.pref.shizuoka.jp/kensetsu/ke-630/issyaisson/index.html

『美しい邑づくりパートナーシップ全国交流会』は県の推進する”一社一村しずおか運動”で今年新たに認定された事案の認定証の授与および現在展開されている同運動の取組の紹介、全国での都農交流を紹介(今回は山梨・富山・徳島)するものです。
基調講演として、”一社一村しずおか運動”のモデルとなった韓国の「農村愛一社一村運動」の推進をしているパク・ヨンイルさんが韓国での取組について講演が行われました。

都農交流について

都農交流について

全体で4時間もあるボリュームだったのですが、感想としては「大変勉強になった」ものと思います。
特にパクさんの講演は韓国語にもかかわらず(もちろん通訳アリですが)大変熱心にお話をしてくれて、言葉以上の”想い”でご自身の取組を語ってくれたのが印象的でした。

また、交流会とは別に県内各地の一社一村運動の取組についてパネル展もあり、これも大変参考になりました。

都農交流について

都農交流について

都農交流について

都農交流について

ワタシは6次化産業に興味があり、先進的取組や成功事例のケースを知る為にこのような取り組みの集まりには積極的に参加していますが、都農交流と6次化産業は似ているようで異なるものなのかな?、と今回の交流会参加で感じました。

都農交流は文字通り、交流~つまり互いを理解すること、そこには異なる立場・環境の人々がまず交流を深め、お互いを知ることに目的があると思います。一方、6次化産業はもっと先にある組織だった共同体として、目標達成に向けて行動すること、そこに農商工の連携が加わるというイメージでしょうか?ちょっと表現が難しいですが。

…で今活用塾で進めている町おこしやコラボビジネスはどの位置づけになるのか?…というのを考えるとどの段階から入れば良いのか…という具合です。

私的な印象でいうと、成功している事例では異業者サイドから見れば、農村(農家)へ行って自らが体験し、互いに苦労を分かち合うことから始まっているケースが多いです。高齢者が多くなかなか年下や余所者の人間にはなかなか本音を言っていただけない環境の打開がスタートになっている気がします。
企業で行っている場合は専らビジネスでの入り口ではなく、あくまで福利厚生(従業員のリフレッシュ)やCSR目的から入っているケースが多く、そこには金勘定の無い世界からスタートしています。つまり、スタートラインにつくまで時間がかかりそうだ…ということですね。

今後もこういった情報を収集して活用塾の方で役立ててもらったり、自身のビジネスなんかの足しにしたいと思います。
静岡県は農林水産系の生産品目が219品目で全国トップだそうです。富士山以外にも日本一のものがあったんだ…とビックリ、それだけに農商工連携や6次化産業が発展することに期待したいですね。

ナカガワ



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投稿者(遠州工機@中川) at 10:06│コメント(6) │カテゴリメンバー日記
この記事へのコメント

中川さん、素晴らしいですね\^^/

私はてっきり武藤さんか田代さんの記事かと思って見ていたら中川さんだったので、ちょっとビックリ!しました^^;

是非、この話しをfbメンバーコミュニティでもシェアして下さい。

きっと農業グループや婚活グループ(専門家も?)のヒントになるものが沢山あると思うので、よろしくお願いします^^
投稿者(FPハマちゃん)) at 2011年11月25日 11:18

中川さん

大作での投稿ですね。

それにしても グローバルな講演会

面白そうですね。

地域活性化はグローバルに学ぶことが

可能なんだと少し驚いています。

また開催の情報があったらおしえてくだ

さい。
投稿者(いなかっぺトミー) at 2011年11月26日 18:46

浜崎さん、

そうですね。
先日の農業試験場訪問もそうなんですが、今はインプットの状態でなかなか上手いアウトプットができないのが心苦しいです。

富田さん、

韓国では都農交流を政府を巻き込んでやってるみたいで、各省庁も率先して農村をお邪魔してるらしいです。
韓国ではクレジットカードの普及に減税措置を講じる等したように、都農交流を積極的にするよう減税等の企業側のメリットを今後検討していきたいとのこと。
やはり国土や国の財産のことですから、国の積極的なバックアップは必要かもしれません。

ナカガワ
投稿者(遠州工機@中川) at 2011年11月28日 08:45

ぼくも都市農村交流を川根でやっています。やっていて感じることですが、他地域との差別化するひとつのポイントがあります。それは「農村側も都市へ交流に出向くこと」今は、一方的に農村側が都市住民を対象にした着地型観光を進めていますが、それでは「交流」になっていないと感じてます。どこもやってないので、このポイントを突き詰めるだけでも、ブレクスルーしそうな気がして日々、動いてます。
投稿者(ムトー) at 2011年11月29日 21:47

ムトーのツレです。
同じNPOで中山間地と町の交流について
日々模索しています。
投稿者(おっちおっち)) at 2011年11月30日 13:43

ムトーさん、おっちさん、

コメントありがとうございます。
交流だから相互に行き来するのは面白いと思いますね。

今までの事例を見ると、「農村を応援しよう!」って感じになってますので、例えば「都市に癒しを…」って感じで、牛とか連れてくとか…

前、どっかで搾乳体験車ってトラックに牛を詰め込んで小学校とか回ってるのを見たような気がします。(牛はたまったもんじゃないですがね…)

互いに良さを引き出すような交流ができれば良いですよね。

ナカガワ
投稿者(遠州工機@中川) at 2011年12月01日 09:01

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